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前回に引き続き、ショッピングセンターに出店すべきか否かについて具体的事例に基づき、
検証します。
前回、店が採算割れを起こさないギリギリの線として、売上3,500万円という数字を挙げました。 |
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売上と利益 |
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■表1 |
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年間損益 |
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| 金額 |
売上対比 |
| 売上 |
35,000,000 |
- |
| 売上原価 |
24,500,000 |
70.0% |
| 売上総利益 |
10,500,000 |
30.0% |
| 販管費 |
10,490,175 |
30.0% |
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販売員給与 |
3,748,500 |
10.7% |
| 複利厚生費 |
562,275 |
1.6% |
| 減価償却費 |
656,000 |
1.9% |
| 貸借料 |
2,800,000 |
8.0% |
| 共益費 |
98,400 |
0.3% |
| 通信交通費 |
175,000 |
0.5% |
| 水道光熱費 |
700,000 |
2.0% |
| 発送配達費 |
175,000 |
0.5% |
| 備品・消耗品費 |
175,000 |
0.5% |
| 事務消耗品費 |
175,000 |
0.5% |
| 広告宣伝費 |
700,000 |
2.0% |
| 支払手数料 |
175,000 |
0.5% |
| 雑費 |
350,000 |
1.0% |
| 営業利益 |
9,825 |
0.0% |
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この時の経費で大きな割合を占めるのは人件費です。 |
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損益分岐点の検証 |
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| ■与件1 |
工場出し上代の60%
物流費10%(350万円)
店着上代の70%、店粗利30%とする。 |
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| ■与件2 |
341日、10時間営業で年間延べ3,410時間営業。
3,410時間の内、1,000時間を2人、残り2,410時間を1人シフト
とすると総就業時間は4,410時間。 |
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■概算損益表 |
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| 売上高 |
3,500万円 |
(100%) |
| 店粗利 |
1,50万円 |
(30%) |
| 賃料・共益費 |
290万円 |
(8.3%) |
| 人件費 |
431万円 |
(12.3%) |
| 他経費 |
329万円 |
(9.4%) |
| 利益 |
0円 |
(0%) |
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人件費 |
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■表2 |
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| 年営業日数 |
341 |
| 1日営業時間 |
10 |
| 年営業時間 |
3,410 |
| 時給 |
850 |
| 福利厚生費 |
15.0% |
| 店頭1人延べ時間 |
2,410 |
| 店頭2人延べ時間 |
2,000 |
| 延べ時間計 |
4,410 |
| 年間給与 |
3,748,500 |
| 福利厚生費 |
562,275 |
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与件1と与表2をご覧下さい |
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●このショッピングセンターは、年間の営業時間が341日、1日10時間営業なので、年間にすると3,410時間営業になります。
●時給はこの場合、850円で想定しています。
●福利厚生費は、交通費云々の経費もかかりますので、15%見込んでいます。時間当たり約1,000円強の人件費になっていると思います。
●年間の延べ営業時間である3,410時間のうち、2,410時間は1人で販売する1人シフトで想定、残りの1,000時間を延べ2人での販売シフト体制という事で考えています。
●延べの投入時間は4,410時間になり、先ほどの850円の時給に4,410時間を掛け算しまして、福利厚生費の15%を計算すると、年間給与が375万円、プラス福利厚生費が57万円となります。
●従って、合計約430万円が人件費になります。
これについて検証していきます。
3,410時間のうち、1,000時間を2人、残りを1人体制のシフトを組み、年商3,500万円売るという事は、人時販売高に換算すると7,940円になります。
人事販売高とは、1人1時間当たりの販売金額の事です。この場合、まず1,000時間を2人で販売しますので、延べ2,000時間働く事になります。そして、残り、2,410時間を1人で販売するので、合計4,410時間となります。
従って、人事販売高=3,500万円÷4,410時間≒7,940円です。
私は、菓子専門店の方へは、人事販売高は最低6,000円を確保してくださいとお願いしています。しかし実際には、特に年商5,000万以下の売上で6,000円の数字を年間を通して維持できているお店は少ないです。ですから、7,940円というのは、かなり厳しい数字です。シフト管理を万全にしないとできない数字だと思います。
ショッピングセンターから提示される条件は当然1件1件違いますし、各社の置かれている状況もそれぞれ違いますから、一概に言えない部分はありますが、そう大きく外れていない目安として、年間3,500万円を売り、その中で7,940円の人事販売高でうまく維持できたとして、損益がトントンになると、まずはご理解いただければと思います。 |
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損益分岐点3,500万円は総じて多くの店に当てはまります。各社で状況はそれぞれ違うはずですが、目安として記憶にとどめておいてください。
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