 |
|
|
|
|
この20年ほど、菓子専門店は商品アイテム数とボリュームで勝負してきました。「こんなに商品がありますよ」とアピールすることで、お客様の購買意欲をかき立てようとしてきたのです。もちろんそれも大切なことであり、それだけで成功できた時代もありました。しかし、物余りが指摘される今、商品を山積みにするということの価値は薄れています。一つひとつの商品を丁寧にしっかりと見せ、商品それぞれの特徴をお客様によく知ってもらい、じっくり選んでいただくような売場が求められているように思われます。
また、お菓子と一口に言っても、「和菓子」と「洋菓子」はまったく別のものですから、求められる売場づくりも本来は全く別のはずです。
それでは、「和菓子売場」と「洋菓子売場」のそれぞれのポイントを整理して、今月と来月の2回に分けてお伝えしていきます。 |
|
|
|
|
和菓子売店 |
|
|
|
■売場に「格」を感じさせる工夫 |
|
 |
|
|
菓子専門店としてギフトをしっかり売っていこうとするなら、店舗には「格」が必要です。
お店の格が感じられれば感じられるほど、ギフト商品の価値が上がります。
コストを気にしないのであれば、できるだけ大きな建物を建て、装飾を施し、床材・壁材・家具等々、すべて質の良いものを用いて仕上げることで、比較的簡単に「格」をつくることができるのですが、現実にはなかなかそうはいきません。 |
 |
| ですから、限られた予算の中で、格を感じさせる工夫をしなければなりません。それぞれの会社の力、商品の特徴、地域の特性などに応じて、応用の仕方は変わってきますが、基本的には次のようなことをうまく取り入れるのがコツです。 |
|
|
|
| |
| (1)売場内のゆとり |
店舗内の空間は、広い方がより格が感じられます。
ケースや平台の間隔が十分あり、お客様が互いのすれ違いを意識せずに、ゆっくりと商品を選ぶことができるような広さがあればベストです。
広い売場面積を確保するのが難しい場合は、吹き抜けをつくって空間を上に広げたり、壁面ケースを利用するなどして、ゆとりをつくる工夫をします。 |
| (2)ギフトケースと平台 |
ギフトケース
ギフト用の非冷ケースは、20尺以上を導入したいところです。高さを抑えた、どっしりとしたタイプのものですと、落ち着いた、専門店に相応しい雰囲気になります。
奥行きが1100mmのサイズのケースを導入しますと、売場のグレードが格段にアップしますが、それだけ売場面積が必要になりますので、全体のバランスを見ながら検討します。
平台
平台も、できれば大きめのものを導入し、商品を置くスペースをたっぷりと用意しておけば、ギフトケースの上にごちゃごちゃと商品を置く必要がなく、全体的にしっとりと落ち着いた印象となり、格を感じる売場に仕上がります。 |
| (3)照明で落ち着きを演出 |
天井に蛍光灯が並んでいるお店も多いようですが、これではコンビニエンスストアと変わりません。専門店は専門店らしく、格のある照明を考える必要があります。
売場全体としては、落ち着きを損なわないように、昼間に近い白色の照明を用い、部分的にハロゲンなどを用いて、光による演出をします。 |
| |
|
|
|
|
|
|
 |
|
|
| -- C o n c l u s i o n -- |
 |
| これら以外にも、高級素材を部分的・効果的に用いることや、造作のディテールの処理方法など、少しのことで印象が変わるポイントが多々ありますので、コストの許す範囲で取り入れていきます。 |
|
|
|
|
|
|
 |