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27. 売れる売場づくりのキーワード(その2)
前回は和菓子売場の売場づくりのポイントについてお伝えしました。今回はその続きで、洋菓子売場について考えてみたいと思います。
 洋菓子売店
■売場を「演出」する工夫
洋生菓子は、鮮度が非常に重要です。ですから、工房ができるだけ売場の近くにあることが望ましいです。
売場の特徴としては、あらたまったギフト商品をメインに扱う場合は別として、洋生と焼き菓子、ライトギフトを販売する一般的な売場であれば、求められるのは華やかな雰囲気と賑わい性、そして温かみです。
それらを演出するためのコツとしては、次のようなことがあります。
 
(1)売場に隣接した工房
鮮度のよい商品を提供するためには、売場のすぐそばに工房があればベストです。このとき、工房が売場から見えるようにすると、賑わいを演出できます。しかし、製造量があまりなく、動きの少ない工房であれば、見せることのデメリットもありますから、どの程度オープンにするかということは、お店の力を鑑みて決定します。
(2)適度な販売スペース
賑わい性を演出するには、広すぎるのはかえってマイナスになります。売場を極力圧縮し、商品も、洋生ケース・平台・壁面棚それぞれに、隙間なく置きます。
休憩スペースなど、絶えず人が集うエリアを設けると、よりいっそう賑わい性を演出することができます。
(3)照明は色にも注意
和の売場と違い、洋の売場には少し黄味がかった温かい光が適しています。同じ照度でも、光の色によって、感じられる温度に差がありますので、そのことも考慮して照明を選定します。
(4)材質のもつ温度を利用する
材質から感じられる温度を考慮して、それぞれを効果的に使うのは、建築物をつくる際には重要なことです。単純化して言ってしまうと、石は冷たく感じ、木は温かく感じます。洋菓子売場では、この木の温もりを多用します。一口に木と言っても、木の種類、色、風合いにより、売場のイメージがさまざまになりますので、そのお店に相応しいものを選択します。
(5)多様な販売形態を持つ
洋生の商品アイテムとして、30アイテムは陳列しておく必要があります。そして、それらが適度に密集した状態で陳列できるだけの対面冷蔵ケースを導入します。
このほか、最近ではほとんどのお店で見られるようになりましたが、オープン冷蔵ケースは用意したいところです。
冷凍オープンケースや非冷ギフトケース、ホールものの専用ケースなども、力に応じて順次導入していきます。
 
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 和と洋の併売
先にお伝えしましたように、和と洋の売場は全く異なるものです。ですから、和洋併売店では、双方の売場をどう組み合わせるかを考える必要があります。
■和洋併売店の組み合わせのレベル
組み合わせのレベルは、大きく4段階に分けられます。
最も原始的なレベル1は、和洋を連続して並べる方法です。一昔前のお店に多く見られたスタイルですが、今ではほとんど通用しないと言えます。商品が進化したがゆえ、和と洋の垣根がなくなったという場合は、全く違う次元の話になりますが、従来通りの、全く性質の違う和菓子と洋菓子を販売しているのに、同じエリアで同じように扱っているお店は、売場のレベルアップをぜひ検討してほしいと思います。

レベル2は、和のコーナーと洋のコーナーを分ける方法です。これは最も多くとられている方法でしょう。しかし、和と洋のそれぞれの最大の特徴である「格」と「賑わい性」は相反するものですから、お店全体がどっちつかずの雰囲気になってしまうことは否めません。

レベル3は完全に和の売場と洋の売場を分離させる方法です。同じ建物内でありながら、線を引いたように床材を変え、照明も全く別のものにすると、それぞれの特徴を出しやすくなります。

最も高いレベル4は、和の棟と洋の棟を別々にして通路でつなぐなど、完全に分離する方法です。これは相当企業力がないと難しいですが、こうした形をひとつの目標に置いておくと、企業としての方向性が見えてくると思います。
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