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店舗レポート
資金繰り講座
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10. 資金調達の手法について
 
 出店・改装・工場投資では、借入・リース等による設備資金調達だけでなく、運転資金調達についても、間接金融以外の方法等、様々な選択肢から検討することが重要です。
 
 借入を中心とした資金調達
設備資金調達には借入金が最も多く利用されますが、それ以外の方法としてはリースが挙げられます。リースは、基本的には店舗や工場の設備など、他への移設可能な動産を対象としており幅広く利用されていますが、最近では店舗を一括リースするような方法も活用され始めています。
また、出店・改装・工場投資では、設備資金だけでなく、運転資金の対策も講じておく必要があります。店舗オープン時には、売上の急拡大に伴い、商品増産用の原材料調達、販売・生産人員確保、販促等の為の資金需要も予想以上に増え、店頭売上増加にも関わらず資金繰りが逼迫する可能性も考えられます。このような場合に備えて、一時的な資金調達手段を確保しておくことは資金繰り対策として重要です。 金融機関からの運転資金融資では、各種の短期資金融資、つなぎ融資が用意されていますが、国民生活金融公庫の「小企業等経営改善資金融資(マルケイ融資)」は利用価値が高く検討をおすすめします。小規模企業が商工会議所の経営指導(6ヶ月以上)を条件に、商工会議所の推薦を受けて、国民生活金融公庫より無担保・無保証人・低利で融資を受ける制度です。
 融資限度額 550万円(+特別枠450万円)
 融資期間 運転資金5年以内、設備資金7年以内(どちらも据置期間は6ヶ月以内)
 利率 特別利率
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 間接金融以外での資金調達
金融機関での間接金融以外の方法としては、原材料等買掛金の支払いサイト変動といった方法も考えられます。通常、支払いサイトは取引先との間で固定されており、期日までの支払いが遅延すれば取引先からの信用は低下し、これが続けば取引継続も困難になります。この考え方はどのような取引であっても同様ですが、この企業間取引をもっと柔軟に捉え、資金調達として利用する為に“ファクタリング”が注目されています。
“ファクタリング”は、企業間での売上債権回収代行、保証サービスの総称で、主に、銀行、ノンバンク、信販会社、生保等が母体となるファクタリング会社によってサービスが提供されます。
このサービスを取引先(仕入先)が利用することで、従来は取引先に「仕方なく待ってもらう、お願いする」ことで支払いを延ばしていたものが、「金利を負担して支払いサイトを延長する」サービスを受けることも可能となり、顧客(菓子・パン店)は次のようなメリットを得られます。
 支払いサイト延長が容易となり、急な資金不足への対応が可能となる。
  金利の支払いは資金繰り悪化と比較すれば負担の程度は軽く、利用価値は高い。
 出店、催事等で運転資金需要が急増する場合でも、資金的な裏付けができる為思い切った仕入ができ、販売機会を最大限に活かすことができる。
経済環境が厳しさを増す中、製菓・製パン専門店としては、あらゆる対策を講じて業績変動のリスクに備えておくことが必須です。特に資金繰り対策は、従来のように金融機関からの間接金融だけでなく、企業間取引での資金調達等、様々な選択肢を検討しておくべきです。 そのため、取引先選定の基準としても、ファクタリングサービス提供等の有無を考慮する必要性は高まってくると思われます。
 
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