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| 出店、改装、工場投資で必要となる設備資金は、ほとんどは金融機関からの借入で調達することになりますが、大きな金額が動く投資であるため、金融機関も貸出姿勢は慎重になります。そのため、金融機関の事業に対する理解を深めるため、「事業計画書」によって投資の妥当性を訴求することが重要です。事業計画書は、出店、改装、工場投資の見積金額と、3〜5年程度の売上計画(各店別、和洋菓子・ベーカリー別)、経費計画(人件費、各種費用)、借入返済計画を中心に、売上向上や経費削減の具体的対策等で構成され、以下のような点に留意して作成します。 |
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現状の把握 |
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| 現状の店舗別の売上傾向から、損益構造までを的確に把握して作成した計画であること。現状水準から乖離した計画内容となっていれば信憑性は低くなり、事業の継続性も問題視されますので注意が必要です。 |
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計画の将来性 |
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| 投資後3〜5年間で、一定の売上と利益が見込めるまでに発展する計画であること。また、新店の場合、和洋菓子、ベーカリー店それぞれの商圏、競合等の状況から、妥当な売上を設定することが重要です。 |
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採算性 |
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| 「採算性」は、投下資本の何倍の売上を獲得したかを示す「投下資本回転率」と、経常利益率、税引き後利益率等から判断し、投下資本回転率は2倍以上、利益率は5%程度は狙っていくべきでしょう。 |
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借入返済能力 |
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| 「借入返済能力」では「キャッシュフロー」を重視します。ここでいう「キャッシュフロー」は、利益+減価償却費で、動的な支払能力の程度を示し、既存借入と新規借入の元本返済に充当します。キャッシュフローでの借入返済が困難であれば、新たな資金が必要になり、資金繰りの悪化が懸念されることになります。 |
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投資回収 |
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| 店舗の耐用年数から見て、5〜10年でキャッシュフロー累積が投資額を上回ることを目標とします。 |
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事業計画書(数値計画)の作成例 |
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年商1億5,000万円の和菓子専門店による郊外型店舗の出店。 |
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洋菓子売場、工房を設けた和洋併売店で、投資額1億円は全額借入を想定。 |
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| 設備投資額は、現状の売上、今後の返済の可能性等を勘案すると、約8,500万円(13年返済、うち1年据置、金利2.2%)が妥当と、考えられます。この額であれば、新店出店後予想売上の約3%程度のキャッシュフローで借入返済が可能になるからです。ただ、当初想定の投資額より少なくなる為、建物の仕様変更等は必要です。開店後5年間の予想損益は上表のようになります。 |
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