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18. リースの積極的な活用
 
 出店、改装、工場投資では、必要な資金の大部分を借入で調達するケースが多いと思われますが、設備機器、車輌等ではリースも多用されます。借入での資金調達不足を補う為ですが、リースのメリットを認識すると、より積極的に活用することもできます。
 リースのメリット、デメリットと、利用が有効なケースは以下のように考えられます。
 
 リースのメリット、デメリット
メリット   デメリット
 リース費用の損金処理
 余剰資金の確保
 オフバランス/バランスシートに資産計上されず、借入金も発生しない為負債が増えない
 管理事務の省力化
 設備の陳腐化リスクの軽減
 
 金利(相当分)の負担が割高
 短期間での支払による資金負担
 リース費用支払の固定化
 中途解約が原則として出来ない
 特別償却等の税務上のメリットが享受できない
     
リース利用が有利な場合   リース利用が不利な場合
 陳腐化、モデルチェンジの早い設備の場合
法定耐用年数 > 経済耐用年数
 事業の収益性、成長性が高い場合
 所有による管理事務が煩雑な場合
 スケールメリットを享受できる車輌等
 
 陳腐化が遅い設備の場合
法定耐用年数 < 経済耐用年数
 有利な条件で融資が受けられる場合
 赤字で法人税等を支払う必要のない企業
リース利用のメリットとして大きいのは、余剰資金確保と損金処理、オフバランス化です。リース設備分の資金が余剰資金として残ることで投資直後の資金繰りを楽にし、利益の大幅な向上が見込める場合は、短期間でのリースによって減価償却費以上のリース費用を損金処理できます。また、バランスシートでの負債抑制は金融機関対策としても有効です。しかし、金利相当分の費用の高さというデメリットも挙げられますので、少しでも負担の少ない方法を検討することが重要です。
 
例えば、社用車を購入する場合、まとまった購入資金が必要になりますし、毎年自動車税を納税しなければなりませんが、オートリースを活用する場合、まとまった資金を必要とせず、リース料は全額損金処理できます。自賠責保険料もリース料に含まれますし、登録時諸費用の手続き、自動車税納付手続き、固定資産の計上、減価償却といった煩わしい事務処理も軽減されます。また、オートリースは取り扱う車輌台数が多い程、車輌の仕入価格は低く残価設定は高くできる為、地域を限定して営業するリース会社よりも、全国規模で展開し取り扱い台数が多いリース会社の方が、スケールメリットによるコストダウン効果が期待できるのです。特に業務用のバン等は特定の車種に集中することが多い為、スケールメリットはより大きくなります。また、低料金での車輌メンテナンス体制も期待できます。
 
設備機械のリース取得に関しては公的制度も設けられています。各都道府県で実施されている「設備貸与制度」は、必要な設備を低金利のリースまたは割賦で利用することができます。
 貸与対象業者 :一般設備は従業員10人以下
 貸与限度額 :リース 100〜6,000万円
 貸与期間 :リース 3〜7年
 申込先 :各都道府県の設備貸与機関(中小企業振興協会)
 
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